【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ37)

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86.これだけじゃ足りないページ37

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教室に入って、晩ごはんでお腹を満たそうとするが、おかわり無しの腹八分目で我慢しろとの事

更には一口入れたら30回噛む事、と姉さんからの指示

「体重、少し落とさないとな…」

私の小さな呟きを拾ったのは音無さん

「先輩、それでまだ落とすんですか…!?」

「やめた方がいいわよ」

「いや、そういう訳にはいかない。三年間、運動なんてしてなかったから運動不足だしな。それに、私は平均体重より少し軽めの方が一番動きやすい。これからはそれを維持しないと」

とは言ったもののあれだけ動いてれば、お腹はペコペコで、これだけじゃ足りないような気がする

一気に減量してしまいそうで少し怖い

「なあ、A。一つ、聞きたい事があるんだが」

「どうした。急に改まって」

「俺とお前が昔、施設で会って」

「ゆ、有人くん!」

その話をここでするのはまずい

そう思って途中で遮り、目だけ動かして、別の場所で話そう、と合図を送る

有人くんは頷いて、立ち上がる

私もそれに合わせて立ち上がり、教室を出て少し歩き、誰にも聞かれない所へと移動する

「それで、私と有人くんが昔、施設で会っているのに、何故宇宙人なのかって聞きたいのか」

「簡潔に言えばそうだな」

そう言う有人くんを見てため息をついて、壁に背中をあずけた

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