【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ31)

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80.現れた救世主ページ31

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校内に入って、皆でお餅を食べる

吹雪くんに私の事を話すため、彼に近寄る

「吹雪くん。話があるんだけど、いいかな」

「うん。いいよ」

二人で皆とは少し離れた所へと移動する

腰を下ろして、どこから話そうかな、と悩む

「いつ言っても驚くと思うから今言っとく」

「何?」

「私、宇宙人なんだ」

「宇宙人?」

「そう。話しただろ、エイリア学園の話。私は元々、エイリア学園に居たんだ」

やっぱり驚くんだろうな、と思って隣に座る吹雪くんを見るけど、特に驚いた様子もなくジッと私を見る

私達の顔の距離はどんどん無くなっていく

「本当に、宇宙人なの?」

「う、うん…」

「本当の、本当に?」

「そ、そうだって…」

何度も確認してくる吹雪くんにそうだ、と肯定するが、私達の顔の距離は一定に保たれたまま

そこに現れた救世主

「A。吹雪。何をしてる。餅が焼けたぞ」

「ゆ、有人くん…」

顔は離れて、一気に緊張が解けた

ホッと胸を撫で下ろすが、音無さんに怒られている有人くんが視界に入った

何故かは大体想像出来る

それよりも、マネージャー達に見られていたという事で急に体温が上昇した

有人くんには悪いけど、有人くんのおかげで助かった

もしも、あのままだったら私はどうしてたんだろうか

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