【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ27)

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76.吹雪士郎ページ27

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「そんなにスポーツが出来るなんて凄い奴だな!ますます会うのが楽しみになってきた!!」

円堂がそう言うのも分かる

私も、吹雪士郎の実力を知りたいし、噂と言っても火のない所に煙は立たずって言うしな

すると、教室の外からガサガサと音が聞こえる

「帰って来たんじゃない?」

と顔を覗かせ、吹雪くんだ!と言った

ようやく吹雪士郎のお出ましで、教室に入ってきたのはバスに乗せた彼だった

「あれ?君達…」

「さっきの…。吹雪士郎ってお前だったのか」

「お前が熊殺しか!!」

「実物見てガッカリさせちゃったかな。噂を聞いて来た人達は皆、大男だと思っちゃうみたいで…

これが本当の吹雪士郎なんだ。よろしく」

吹雪、くんは染岡に手を出すがそれを見て教室を出ていった染岡の後を秋が追いかける

ごめん、と謝る円堂に気にしてないよ、と言う吹雪くん

「吹雪くん。少し時間いいかしら」

「ええ……ええっと…」

「私は吉良瞳子。雷門中サッカー部の監督よ」

「雷門中サッカー部の…」

吹雪くんは私をチラリと見てからニコッと笑う

「Aちゃんも一緒にいいですか」

「え…」

「ええ。それは構わないわ」

呆然としている私を他所に二人だけで話を進めていた

そんな私の周りにマネージャーが集まる

「ねえ、彼に一体何をしたの」

「何もしてないって」

「で、でも先輩を指名してましたよ!」

「バスの時、可愛いねって言われたんでしょ」

それって、つまり…

と声を揃えるマネージャー達。こういう手の話はやっぱり好きみたいだ

「「「気がある!!」」」

「そ、そんなわけないだろう!私は、当事者として話をしに行くだけだ!!」

「何をしているの。早く行くわよ」

他の皆はもうとっくに教室を出ていて、はーい!と元気よく出ていくマネージャー達

取り残された私は肩を落として皆に付いていった

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