【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ24)

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73.慣れない言葉ページ24

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寝る場所は女子はテント、男子はバスの中

私は皆が寝静まったのを確認して寝袋を持ってキャラバンの上へと上がり横になって星を眺めていると円堂が上がってきた

「寝たんじゃなかったのか」

「壁山がうるさくってな」

円堂も寝袋を持ってきていて一緒に横になる

今度は土門までも寝袋を持ってきた

「やっぱ、壁山?」

「ああ。鳴上もいたんだな」

「ちょっと眠れなくて…」

だけど、暫くすると疲れが溜まっていたのかいつの間にか眠ってしまっていた

朝、ピーッと吹かれる笛で起きる

北海道に出発するため、バスに乗り込むとマネージャー達に、危ないからちゃんとテントで寝て欲しい、と怒られた

バスはどんどん走り、ついに本当に北海道まで来ていて、雪が降っていた

皆、寒いと言っていてる

そして、バスが急に止まり、姉さんがどうしたんですか、と古株さんに尋ねると人だ…と言った

とても寒そうに震えていて、円堂が乗れよ、とキャラバンに彼を乗せる

「まだ寒い?」

「ううん。もう大丈夫」

「温かい飲み物、いるか?」

そう尋ねると彼はじっと私を見てニコッと笑った

「君、可愛いね」

「………へ?」

「飲み物なら大丈夫だよ。ありがとう」

「そ、そうか……」

突然の彼の言葉に驚いて間抜けな声しか出せなかった

さっきまで寒かったはずなのに、今は少しだけ熱くなったような気がした

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