【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ20)

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69.監督の考え二つ目ページ20

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それは違う、と言った円堂にどういう事だ、と尋ねる染岡

「監督は奴らを使って、特訓してくれたんだ」

「特訓?」

「それが、監督の二つ目の考え。彼らのボールの速さに目をならす事が目的だったんだ」

「そのおかげで最後の最後、奴らのシュートがちょっとだけ見えた!!」

そうか

それなら今回の試合はして良かったと言えるのか

すぐ治りそうで安心した

「ありがとな、鳴上」

「え?」

「レーゼが必殺技を打つ時、聞こえたんだ。お前の声が。やめてって言葉が」

「あ…」

あれは、咄嗟に出た言葉だったからあまり、覚えてないんだよな

「ありがとな」

「べ、別にお礼を言われる程じゃない。あまりにも見てられなかったから…」

「そうだな。俺ももっともっと特訓して、力を付けたら、必ず取れると思うんだ!」

君なら出来る、そう思えてしまうのは何故だろう

「つまり監督は、今日の試合を捨てて、次の試合に勝つために僕達の身を守り、円堂くんにキーパーの練習をさせていたというわけですね」

「鬼道、そうなのか」

「ああ」

「そういう事だったのか」

「やっぱり、監督は凄い人っス!!」

監督は、こちらに来て、私にも予想していなかった言葉を言った

「豪炎寺くん。貴方には、チームを離れてもらいます」

この言葉で私の頭は真っ白になって、何も考えられなかった

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