【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ18)

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67.己の無力ページ18

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「でも、それじゃディフェンスがいないも同然をそれこそ奴らに抜かれでもしたら、終わりじゃないですか!」

「だったら、抜かれないようにする事ね」

姉さんはきっと、この試合を捨てるんだ

でも、何のために

後半、結局皆は、納得のいかないまま、監督の指示を実行するが、ことごとく抜かれ、点を入れられる

「そういう事…」

でも、それじゃあ他の皆が無事でも円堂は…

私は円堂に視線を向ける

立っているのがやっとの円堂に、更に追い討ちをかけるようにボールは円堂ごとゴールに入っていく

「監督。いくら、円堂の目をならすためだと言っても、円堂が壊れちゃ意味がない」

「見届けなさい。彼を」

一之瀬がボールを取られ、レーゼに渡る

「地球にはこんな言葉がある。井の中の蛙。大海を知らず。己の無力を思い知るがいい!!」

風がボールに集まっていく

あれは、もしかして必殺技…

いつの間に、そんな技を

私は思わず立ち上がって叫んだ

「レーゼ!!もうやめて!!」

私の制止する言葉で、一瞬動きが止まったものの、レーゼの必殺技は円堂へと放たれる

「《アストロブレイク》」

「《マジン・ザ・ハンド》!!」

円堂は必殺技を出せたが、レーゼのシュートの威力には敵わず、ゴールネットを突き破った

点は32-0で雷門の大敗

円堂は気絶し、マネージャーが駆け寄った

そして、レーゼ達は消えた

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