【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ16)

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65.親友の言葉ページ16

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「えっと…どこかに、置いてきちゃった、かな?」

「ふざけないで!」

「すみません」

上から見下ろされると、更に迫力が増している

私の軽いおふざけにも渇を入れられた

「貴方が昔、どんな過去を背負っていおうと、貴方が今、どんな辛い思いを背負っていおうと、それを分け合うのが仲間でしょう!!

一人で悩んで、悲しんで…。

親友の私にすら言えなかったと言うの!?

私はサッカー部のマネージャーになって、色んな事を学びました。それは、A、貴方が私の背中を押してくれたからでもあります」

「な、夏未…」

「そんな腑抜けた顔をした貴方を私は見た事がない。自信満々で振る舞ってる貴方がいつもの貴方でしょう!目を覚ましなさい!」

「え…。腑抜けた顔……?」

これで、夏未の説教が終わる、そう思ったのにそれと、と言葉を繋げる夏未に背筋が凍った

「いつまでも学校を休んでるんじゃありません。ちゃんと来なさい。これは理事長の言葉と思ってもらって結構です」

夏未の決め台詞で台無しだが、私は呆気に取られて、小さく、はい…と返事をした

「声が小さい。もっとお腹から声を出して!」

「はい!!」

よろしい、と言ってベンチに座った夏未

周りでは皆が笑っていて、隣に座る姉さんも手を口に当てて、クスクスと笑っていた

「1本取られたわね」

姉さんの言葉に私は、苦笑いで答えるしかなかった

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