【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ13)

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62.精一杯の笑顔ページ13

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「レーゼ」

「はい。何でしょう」

「心の、準備をさせて…」

「…勿論です。ソル様の準備が出来次第、直ぐにでも」

「違う」

「え…」

「違うんだ。君達と、戦う心の準備さ」

「ソル、様……?」

レーゼは私と同じ目線となるよう立ち上がる

訳が分からない、とでも言うように首を傾げて

「な、何が起こってるんだ」

「鳴上が、宇宙人の仲間…?」

後ろから聞こえてくる予想していた言葉なのに、こんなにも、胸を痛くさせる

私は振り返って、皆に問う

「皆、よく聞いて欲しい。レーゼ、君もね。私は確かにエイリア学園の者だ。だけど」

「エイリア学園の者だとっ!!俺達を騙してたのか!!」

「…黙っていた事は本当にすまないと思っている。話さなかったのは騙していたのと同じだからな。でも、私がエイリア学園を倒すと言った事は嘘じゃない」

「信用、出来る訳がない…」

そうか、私はそこまで皆に信用されてなかった、という訳か

信用するな、と言ったのは私のはずなのにな

そして今まで黙っていた私の初めての友達、夏未が口を開いた

「A、貴方はもしかして、私達に迷惑をかけてしまう。そう思ったんじゃなくて?」

「夏未……」

「もしそうなら、私は貴方を許しません!!」

「……なら、許されないな!」

精一杯に、笑ったつもりだった

だけどそんなに上手く、笑顔は作れなかった

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