19話 ページ20
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今日の仕事である要人警護は依頼人の護衛が戻ってきた事により、仕事は終了。
探偵社に帰ろうとすれば、上から不満な声が降ってくる。
「せっかく早く終わったのだから一寸くらい遊んでも罰は当たらないんじゃない？」
しゅん、と落ち込む太宰。
いつもサボってんだろ、と言いたいとこだが今日は本当にちゃんとしてたから少しくらいは、ね。
そう思ってその場に太宰を残して、移動販売をしていたソフトクリームを買ってくる。
「ほら、溶けるから早く食べて。」
「Aちゃん！」
キラキラとした目を向けられてソフトクリームを手渡せば嬉しそうに食べる太宰は、はた、と何かに気付いたように私をじっと見る。
「Aちゃんの分は？」
「私はいいわ。」
「……はい。」
差し出されたソフトクリーム。
食べろと云う意味なのだろう。
それじゃ一口だけ、と邪魔になる横髪を耳にかけてぺろりと一舐め。
「ん、美味しい。」
「……。」
「どうしたの？」
「もう一口。」
「え？」
更に差し出されるソフトクリームと太宰の少し赤くなった顔を交互に見る。
おずおずと、二口目を口に含めば太宰は満足そうにしてソフトクリームを平らげた。
そして私達は探偵社へと帰ったのだ。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 18時) (
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2023年4月8日 21時
