【08】 ページ9
.
目を丸くして驚いている三月、大和、陸だが私が一番驚いてるということは分かって欲しい。何故なら、男性二人から、というのもあるが世間で騒がれているアイドルからアプローチをくらってるんだから。
心を強く持て、京極A。
貴方は強い。こんな顔と音楽を取ったら何も残らないような奴らなんか目じゃない。
「Aちゃんて本当優しいよねー！」
「なんだかんだ、僕らには甘いしね。」
多分。
「実は年齢気にしてるとこも、」
「可愛い。ああ、あと意外と恋愛に対してウブなとことか、」
「可愛いよねー！オレまでドキドキしちゃうもん！Aちゃんもドキドキしてるんだーって思ったら余計に！」
「ああ、もう！お前らほんと最悪！！」
モモとユキを離して、荷物持ってよね！と言って三人に挨拶もせずにお店を出てしまった。そんな私を後ろから追いかけてくる二人に言う。
「言っとくけど！私はあんたたちにドキドキさせられたことなんて一度も無いからな！」
「顔、赤いけど。」
「これはっ……。」
「やぁっと、オレらのこと男だって思ってくれたんでしょ？」
バンがいないと何も出来なかったユキが、キョウさんキョウさんと犬みたいにくっついてきたモモが、
「身体だって女のAより大きい。」
「力だって女のAちゃんより強い。勿論、性に対してもAちゃんより強いかも。」
あり得ないくらいかっこよくなって私の前に現れた。
鞄からスマホを取り出して、ある人物に電話。
「バンー！私と結婚してー！！」
.
「一体何したんだ。」
「え？ナニ？」
「バンさん、イケメン……。」
「もうこいつら、やだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さざんか(プロフ) - 死ぬほど素敵なお話でした。これぞまさに神作、年月を超えて私に届きました。ありがとう。 (7月18日 1時) (
レス) id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2019年1月16日 22時
