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「あれ？百さんに千さんじゃないですか。お二人で買い物ですか？」
「なんでっ……、私を入れない！？ちょーっと可愛くて男前だからって！私と身長さして変わらないくせに！！」
「身長今関係無いでしょ！？」
私が三月の胸ぐらを掴んでいれば、三月ー！と元気よくこちらへ駆け寄ってくる陸、の後ろからのそのそと歩いてくる大和。
「あ、百さん！千さん！Aさん！おはようございます！皆さんで買い物ですか？」
「陸…、あんたって子は…っ。」
「リク、その人から離れなさい。襲われるぞ。」
「わっ。」
「誰が襲うか。愛でるだけ。」
陸を抱き締めて頭を撫でる。サラサラと指通りのいい髪が羨ましい。
「は、恥ずかしいです…。」
「……お姉さんとFlay awayしない？」
「「逃げろ陸！！」」
「ちょ、冗談じゃん！！何もそこまで必死にならなくてもいいでしょ！？」
私と陸の愛は引き裂かれる運命にあった。
陸を庇うように前へと出る大和と三月は臨戦態勢の構えを取っている。一体私が何をしたと言うのか、皆目見当がつかない。
「それにしても休日も一緒だなんて仲が良いんですね。」
「えー、そう？仲が良いって思ってるのはオレらだけじゃない？結局は荷物持ちだし。」
「ごめんね、さっきからこの調子なんだ。母さん、子供達の前だよ。」
未だ拗ねている25歳アイドル。
「今は私の買い物を手伝ってくれてるの。お昼からは三人でデート。あ、万には内緒ね？」
人差し指を立て、口元に寄せた。
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さざんか(プロフ) - 死ぬほど素敵なお話でした。これぞまさに神作、年月を超えて私に届きました。ありがとう。 (7月18日 1時) (
レス) id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2019年1月16日 22時
