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カチッとお湯が沸いてティーパックを入れたポットにお湯を注ぐ。十分に色が出たらカップに分けた。
「お砂糖いくつ。」
「一つ。」
「オレへの愛の分だけ。」
「水道水入りましたー。」
「ウソウソ！！二つ！二つお願いします！！」
言われた通りの角砂糖を入れ、マドラーで混ぜてから二人の前に置いた。
「飲んだらさっさと帰ってよね。」
「聞いた？ユキ。あれがツンデレってやつだよ。」
「需要無いね、あつ……。」
「全くだよ、あち。」
「黙って飲めねえのか、てめえら。」
イライラを抑え込みながら、買い物リストにティーパックを追加し、他にいるものがないか確認すれば次々とリストに文字が並んでいく。
こりゃ、今日出た方がいいかもしれない。
「ねえ、二人とも。」
「ん？」
「何？」
「三人でデートしよっか。」
そう言えば、ポカーンと口を開けたままの呆けた顔をするモモとは裏腹に驚いているのか分からないけど多分驚いているユキ。
「やだ、ワタシお化粧してないわッ。」
「母さん、落ち着きなさい。化粧なんかしなくてもモモは可愛いよ。」
「ダーリン！！モモちゃん、嬉しい！！」
「……。」
もうさ、二人が付き合えばいいんじゃない？
世にはアイドルの他にも夫婦っていう言葉が定着してる二人なんだから皆、気にしないと思うよ。
「嫉妬してるAちゃん可愛い。」
「ようやく僕達の魅力に気付いた？」
呆れてんだよ。
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さざんか(プロフ) - 死ぬほど素敵なお話でした。これぞまさに神作、年月を超えて私に届きました。ありがとう。 (7月18日 1時) (
レス) id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2019年1月16日 22時
