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「何か聞こえないか?」
「ええ。だんだん近づいてくるような。」
「地面を這ってるような。」
ライトをつけ、音が聞こえてくる方を照らせば顎の力が最も強いと言われるワニが目の前にいた。一頭だけじゃない。数頭いて、逃げる道を絶たれてしまった。
子供達は絶対に守らないと。
「お前達!さっきの弁当を結わえてた輪ゴムを寄越せ!早く!」
そういってキッドは輪ゴムだけでワニの口が開かないよう閉ざした。
一息つく間もなく、一難去ってまた一難。
猪に再び追いかけられて、逃げる先には扉があり、中に入れば驚く光景が目に飛び込んでくる。
宝石、美術品の偽造、銃の密造。
「それじゃ、この偽物をキッドに盗ませたのも一億円の保険金目当て。」
「だろうな。」
すると突如明かりがついて、根津社長、部下数人が立っていた。見てはいけないものを見てしまった、と私達に銃を向けてくる。
その直後に、大きく膨らんだサッカーボールが根津社長らの視界を遮った。それをトランプ銃で破裂させれば大きな音が鳴る。
次々と倒れていく容疑者達。
部下を見捨て逃げる根津社長を追いかける新一。
「キッド。ありがとう。また助けられた。」
「礼はあの探偵坊主に言うんだな。」
本物のアルテミスの涙をポケットにしまうキッド。
「何か、お礼をさせて。」
「礼、ねえ……。じゃあ、一つだけ。」
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汎用うさぎ(プロフ) - 祟璃さん» 成る程…。参考にさせて頂きます!アドバイスありがとうございました! (2019年4月13日 21時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
祟璃(プロフ) - いつお話が変わったんだろう...ということが所々ありました。場面の展開をもう少し細かくされればいいと思います...。 (2019年4月13日 20時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56039号(プロフ) - とっても面白いです!!この作品は完結まで持って行ってください!!お願いします(>人<;) (2018年10月1日 23時) (レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2018年9月29日 8時