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カフェを出てスマホを手に取り、がっくんに電話する。コール音一回で出るなんて、いつからスタンバイしてたんだろ。
「あのね、私……っ、フラれた。」
『はあ!?』
今日二度目の待ち合わせ。
休憩用の椅子に腰かけて、ギュウッとスマホを握っていれば私を覆う影の主を見上げた。
「がっくん……っ。」
「俺は、よくやったなんて言ってやらねえからな。」
「うんっ……。」
「一回フラれたくらいで折れる奴に手貸す程、俺は暇じゃねえんだ。」
「うんっ……。」
「けど、お前にしちゃよく頑張ったな。」
不器用に、無造作に頭を撫でる大きな手。
せっかくセットしてきたのに乱れてしまう、そんな言葉を口にする余裕なんてなかった。
「ねえ、がっくん……。なんで、なんでアイドルを好きになっちゃいけないの？女の子の夢だから？私だって女の子だよ？男の子好きになって何がいけないの!?」
「まず泣き止め。」
「やだぁ。モモがいい〜っ。」
「分かった。分かったから。」
告白の返事。
別に期待してたわけじゃない。仲がいいのは事実だし、お互い少しは特別感はあったと思う。
だけどモモの言葉が鋭利の刃物のように深く、私の胸に突き刺さった。
＿＿＿＿オレはアイドルだよ、だからさ
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うゆ - この作品すごく好きなんです！！ 面白くてとても続きが気になるんですが……もう更新はしないんですか…？ このまま終わっちゃうんですか！？ 暇なときとか気が向いたらとかでいいんで更新してほしいです！！ずっと待ってます！長文&自分勝手ですみませんでした。 (2019年5月9日 0時) (
レス) id: 2bf23e3059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年12月4日 21時
