七皿目 ページ7
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「Aー！今度はこいつで勝負だ！！」
「そんなに一気に持ってこないで！」
試作品も混じった料理をAの前に並べる。
こんなやり取りは当時高校生の幸平とえりなを再現していると言ってもいい。
「不味い！」
「あ、それ試作だわ。」
「私の舌で何を試すつもりよ！」
「はっはーっ！！」
俺がAに挑戦し続けて一ヶ月が経つ。
まだ、美味しいとは言わせれていないが、Aが美味しいと言うような料理を考えて作るここ最近の毎日はとても楽しい。
「朝陽お兄様。」
「お、我が妹えりな！どうした！？」
「いえ、最近楽しそうに料理してるものですから何か良いことでもあったのかと。」
「良いことねえ…。」
恐らく、ありえない不味さでテーブルに突っ伏している女を見て頬を緩めた。
「ま、ここ最近はすげえ楽しいよ。」
「……そうですか。」
Aがいてくれるからな。
俺があの時言った、すべてを捧げたいと思える相手は今でもAだと確信を持って言える。
「っ…これは。」
「お、どうだ？美味いだろ？」
「そこそこね。」
「美味いって言えよ、な？」
俺が俺の気持ちを自覚してから、Aが俺の料理に驚き、笑顔を見せてくれる機会が増えた。
やっぱり、こいつだよな。
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友花(プロフ) - はわわわ、めっちゃ面白いです！好き！朝陽好きの同士よ！めちゃくちゃカッコイイですよね！まだ夢小説少なくて残念です。少ないと言うか、ほとんどない気がする、、、とっっっても面白かったです！ (2019年10月14日 23時) (
レス) id: 7dc59fc863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2019年10月13日 23時
