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「千、百くん、そしてAさん。正座。」
本気で怒ってる万理さんはとてつもなく怖い。いつもは温厚で優しいのに、まるで後ろに般若でもいそうな感じ。
くどくどと長い説教。扉の向こうでは紡ちゃんがアイナナの皆にお説教している声がこちらにまで聞こえてくる。
紡ちゃんって怒ると怖いんだ……。
「最後にAさん。」
「はい。」
「この赤くなった頬は？」
「お、オレが叩いちゃったんです！心配させないでって……。すみません。」
「……他に怪我は？」
「無いです……。」
すると深くて長いため息をつく万理さんはワシャワシャと私の頭を撫でて髪を整えた。
優しい表情……、けれどそれが怖い。
「俺も心配してたんだよ。勿論、百くんも。ああ、千もね。」
「僕はついでみたいな言い方。」
「そうは言ってないだろ。」
話が少し脱線した、にも関わらず再び視線が私に向けられて大きなため息をつかれた。
「全く……。Aさんも女の子だろ？」
「だって……。」
「わかってるよ。怪我も無くて安心した。」
万理さんの笑顔に心臓がギュッとしてしまってみとれていると横から頬を引っ張られた。
「酷いよ！オレというものがありながらバンさんにときめくなんて！！」
「あの笑顔を見てときめかない女の子はいません！きっと！！」
「そうやってすぐ開き直ってさあ！オレ、ヤキモチ妬きだって知ってるよね！？」
「私が妬いてないとでも思ってるんですか！？いっつも千さんに妬いてますけど！？」
「え♡」
「え、僕？」
「話、完全にそれたな……。」
私の失言で、百さんは染めた頬に手を当てて、くねくねと奇妙な動きを取り、少しずつ私に寄り添ってくる。
「ハニー、大好き。」
「……ダーリン、前、前。」
「やっだ〜！ハニーがオレのことダーリンって！ダーリンって呼んだ！ねえ、ユキも聞いたでしょ！？ダーリンっていい響、き……。」
ニッコリと笑う万理さんに勢いよくすみませんでした！！と謝る百さん。
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江我 研(プロフ) - 返信ありがとうございます！描かせていただきますね…！！ (2018年8月20日 1時) (
レス) id: f6c6dc21b9 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - 江我 研さん» ありがとうございます！絵の件ですが私の方からお願いさせていただきたいです！ (2018年8月19日 20時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
江我 研(プロフ) - めちゃくちゃ最高です…！！無理なさらないで更新頑張ってください、応援しています！ あと、山村ちゃんと百くんを描かせていただきたいのですが、よろしいでしょうか…？？ (2018年8月19日 15時) (レス) id: f6c6dc21b9 (このIDを非表示/違反報告)
メイビー - もう素敵すぎて、神かと思いました笑これからも更新、ゆっくりで構わないので頑張って下さい！ (2018年7月9日 23時) (レス) id: 2e7b282e62 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/4/3/9/439f625b4df2872f04c6d4c3fdd190af.png (2018年6月2日 20時) (レス) id: 9d7c1eba17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年4月22日 21時
