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「も、百さ……。」
「何？」
「近い……。」
「Aの可愛い顔が良く見えるね。」
「……百さんは格好いいです。」
「ちゅーしたくなるからそれ以上は駄目。」
ちゅー、という言葉に反応してしまう私。
だけど、百さんはそんな素振りは見せず迫ってくる姿はまさにサディスト。
「したいならもっと褒めて。格好いいって言って。抑える自信ないけど。」
スッと私の頬に手を添えてこつんと額を合わせる。
さっきと雰囲気が違いすぎて、こんな大人な百さんもいいな、なんて思ってるとぐんと何かが込み上げてくるような感覚を覚えた。
「キス。したい？したくない？」
「……百さんは恥ずかしくないんですか？」
「恥ずかしいよ。心臓が口から飛び出そう。でも好きだから、触れたいって思っちゃう。」
「私、もしてみたいとは思ってます……。」
「じゃ、してみよっか。オレも初めて。」
「え？初め、ん……っ。」
当てるだけ、一瞬だけだったけどその瞬間だけ世界が変わって見えた。
心臓が抑えきれない程活動していて、馬鹿みたいに百さんを愛しく思った。
「ははっ……。ヤバいね、超ヤバい……。」
「そう、ですね……。」
「してる時よりも後の方が恥ずかしい。」
私だけドキドキしてるわけじゃないんだ。
少しの沈黙の後、百さんがそれを破るように口を開いた。
「Aには特別。オレの名前教えてあげる。」
「え？」
「春原百瀬。よろしくね。」
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次回から続編ですね！！
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汎用うさぎ(プロフ) - まおさん» そうでした。ご指摘ありがとうございます！ (2018年2月23日 5時) (
レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
まお - ばんりさんは“万里”じゃなくて“万理”ですよー (2018年2月23日 2時) (レス) id: 2570a473dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年2月16日 22時
