【48】 ページ49
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「……すみません。図々しくて。」
「違う、違う！オレあんまりこういうのに免疫が無いだけ！！Aに抱き付いて貰えてモモちゃんハッピー！！」
焦ったように、でも必死に私が傷付かない言葉を選んでくれてる。
やっぱり、迷惑じゃないだろうか。
「好きな子と居るのは本当に緊張すんね！」
「え……。」
「また迷惑かけてるって顔してた。そんな顔させたのオレだし、オレの態度のせいでそうさせたらもう黙ってられないよね。」
「何を……。」
「Aが好きだ。だからちょっとの事で意識しちゃうし、期待もしちゃう。」
凄く、真剣な顔。
私は、百さんの事……。
「困らせるつもりはなかったんだけどなあ。」
「ち、違います！驚いただけで……。」
「あはは！可愛いなあ。それに優しい。」
「……私は、まだ分かりません。でも、この気持ちがそうなら、私も百さんが好きです。」
百さんは笑って「そうって、どんな気持ち？」と聞いてくる。
私は、感じたままを百さんに伝える。
「百さんの近くに居ると、ドキドキして楽しくて、退屈しなくて、離れたくない……。」
「……ヤッバい……。」
「あの……。」
「超ハッピー過ぎて、もうどうすればいいのか分かんない……。うぅ……オレ死んじゃう。」
成人してるというのに、百さんは本当に可愛い。
顔を赤くして、珈琲を飲み干して深呼吸するみたいに息をスーハーしている。
「A、涼しげだね。顔赤くない。」
「多分、私は表情に出ないんです。」
「……それも今までの環境のせいかな。」
「ん？」
「どうすれば赤くなるのかやってみよっか。」
ニッなのかニヤッなのか分からない笑みを浮かべた百さんの顔色は元通りになっていた。
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汎用うさぎ(プロフ) - まおさん» そうでした。ご指摘ありがとうございます！ (2018年2月23日 5時) (
レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
まお - ばんりさんは“万里”じゃなくて“万理”ですよー (2018年2月23日 2時) (レス) id: 2570a473dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年2月16日 22時
