【27】 ページ28
.
「ただいまー。」
事務所に戻ってソファに座れば、万理さんに「打ち合わせはどうだった？」と尋ねられてRe:valeさんと撮影する事を伝えれば「良かったね」と笑顔で返される。
なんで良かったね、なのか聞いてみると以前撮影されたNEXT Re:valeを見たからだと言う。
「AさんがRe:valeの事を好き過ぎるのは社長もよく知っているからね。」
「あー、穴があったら入りたい……。」
「ねえ、Aちゃん！Re:valeさんに憧れて芸能界入ったって本当！？」
「今すぐにでも掘っていっそ埋まりたい。」
「え？どこに？」
私は何も否定せずに「そうだよ」と言えば陸くんがRe:valeさんはどんな人かと尋ねてくる。
「えっと、Sの塊？」
「え、S！？」
「あ、いいもの見せてあげよっか！」
「いいもの？」
私はあるロッカーを開けて立て掛けてあった雑誌二冊を取り出して陸くんに見せた。
「こ、これは……っ。」
「百さんと千さんの雑誌。百日和と千日和！」
「Aさん！なんて所に隠してたの！」
「へへっ。この表情の百さんはSっ気たっぷりでしょ？千さんもRe:valeはマネージャー含めてSだって言ってたし。」
「こんなものを買って……。」
「発売日即行買った！」
陸くんは雑誌を持ってぷるぷる震えていた。
なんだか小動物みたいで可愛かった。
「きっと陸くんもこれくらいえろくなれるよ！陸日和が出たら買うね？」
「あ、ありがとう……。」
レッスンの最中だったのか陸くんを呼びに来た一織くんが陸くんの反応がおかしい事に気付いた。
そして陸くんは一織くんに尋ねる。
「オレ、えろくなれるかな……。」
「は？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 740人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
汎用うさぎ(プロフ) - まおさん» そうでした。ご指摘ありがとうございます！ (2018年2月23日 5時) (
レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
まお - ばんりさんは“万里”じゃなくて“万理”ですよー (2018年2月23日 2時) (レス) id: 2570a473dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年2月16日 22時
