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色々と二人に言っている百さんだけど、繋がれた手はそのままでそこまで深く掘り下げられたら私まで意識してしまう。
百さんの手、大きい……。
「たまには可愛い後輩とイチャイチャしてもいいじゃん！？」
「モモ、それ浮気。」
「ユキ……！！違うよ、誤解だよ！！」
「始まりましたね。」
「いつもらしくていいんじゃないですか？」
流石にこのまま握り続けるのは駄目だと思い、スッと離そうとするけど逆に百さんに掴まれて離す事が出来ない。
「何をしている、騒々しい。」
「や、八乙女社長！」
前からやって来たのは、大手八乙女プロダクションの社長、つまり私の父親。
私を視界に入れた瞬間に「ふん」と鼻を鳴らした。
「珍しいね、貴方がここに来るなんて。」
「口を慎め。百、その女とスキャンダルになりたくなければ今すぐその手を離せ。」
「Aは可愛いからね！すぐ週刊誌に載っちゃうかも。流石、八乙女パパの娘さん。」
「……ふん。」
そしてこの場から去る父の後ろ姿を眺めていると百さんが顎に手を当てて「あの表情はあれだね」と言い、千さんとおかりんが同時に頷く。
「あれって何ですか？」
「自分の娘をどこぞの男の嫁に出すかって顔。」
「そんな顔してました？どこからどう見てもいつもと変わらない不機嫌な顔でしたよ。」
「不機嫌な顔の原因がそれでしょ。」
「自分もそう思いますけどね。」
あの人に限ってそんな事、ありえない……。
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自己満足しました……。
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汎用うさぎ(プロフ) - まおさん» そうでした。ご指摘ありがとうございます！ (2018年2月23日 5時) (
レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
まお - ばんりさんは“万里”じゃなくて“万理”ですよー (2018年2月23日 2時) (レス) id: 2570a473dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年2月16日 22時
