【11】 ページ12
.
撮影が終わって私服に着替え、スマホを弄りながらテレビ局の廊下を歩く。
「……万理さんから？」
万理さんからのラビチャには、IDOLiSH7のセンターの陸くんが倒れたという連絡。今は落ち着いているとの話。
同じ事務所の後輩だからという理由で私にも連絡をくれたみたい。
「こんな所で突っ立って携帯弄らないでもらえる？通行の邪魔だから。」
「……九条天、さん。」
鋭い目付きで私を見る天さんは世間では現代の天使なんて呼ばれてるけど本当はただの冷血ハリネズミ。
この人が私に対して優しかった事なんて今まで一緒に仕事してきた中では一ミリもない。
「天！勝手にどっか行くな！」
「楽も走らないの！！」
天さんの後ろから楽、そして龍さんがこちらへとやって来る。
「そうですね、配慮が足りませんでした。すみません、私は急ぐので失礼します。」
頭を一度下げ、横を通り過ぎようとすれば「待って」と呼び止められた。
「君の事務所のIDOLiSH7……。」
「……彼らがどうかしましたか。」
「センターの、」
「陸くん、会いたがっていましたよ。貴方に。」
そう言えばピクリと肩を揺らす天さん。
初めて動揺してるとこを見たかもしれない。そんなに気にするなら捨てなきゃ良かったじゃない。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 740人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
汎用うさぎ(プロフ) - まおさん» そうでした。ご指摘ありがとうございます！ (2018年2月23日 5時) (
レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
まお - ばんりさんは“万里”じゃなくて“万理”ですよー (2018年2月23日 2時) (レス) id: 2570a473dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年2月16日 22時
