検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:2,296 hit

【02】 ページ2

.




「あかん…。」



そう、あかんのや。

練習中にあの変な女の事、考えよる事は。



「さっきからあかんあかん言い過ぎや。なんなん、気持ち悪いで。」

「しょっぱなの一言目がそれか!!もっと他に言葉あるやろ!!」

「知らんわ。」



言葉を選ばないこいつは俺の双子の片割れ。

俺に対してむっちゃ毒吐くムカつく奴。やけど、双子やからかバレーに関してはビビッとくるもんもある。それは認める。

でもな、こんなイケメンな俺と顔が瓜二つなんて嬉しがるとこや。敬えクソサム。



「なんや今、無性に腹立ってんけど。」

「な、なんでやろな…?」



やっばいて!

こいつ、なんか読心術でも持っとるんとちゃうか!?マジでビビったわ!



「で、何があかんのや。」



意外にも話に乗ってくれるらしく、俺が悩んでいた胸中をさらけ出せば遠慮なく笑うわ、ちょお角名聞いてやと他の奴らにばらすわ。

ええ性格しとるで、俺の片割れよ。



「ベタってあるんだ。」

「むっちゃベタやんけ。で、お相手はどこの子?」

「……知らん。」

「「は?」」

「名前も言わんと結局とんずらされたわ!分かるんは、ザ昭和って感じの子やった。」



とんずら…、ツムがっ…!

侑がとんずらされっ……!

手で口元を覆っとるけどな、



「隠しきれてないんじゃお前ら!!笑いたきゃ笑えや!!あんな子、俺も初めてやわ!!」



なんで考えさせてくれなんて言ったんやろか。



.

【03】→←【01】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 宮侑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2020年3月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。