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河村 目線
河｢…なに、めずらしい｣
福良から手をとるなんて。ｽﾄｰｶｰに対抗心でも湧いたのか、と少し悪戯っぽく笑って顔を覗き込む。
福｢たまにはいいじゃん｣
そう言う福良の耳は赤くなっていた。(寒いのもあるかもしれないけど)
こういう時、自分より背が高いのが少しムカつく。
僕が同じことをしても、身長差から福良は少し歩きづらくなるだろう。
ほんとは彼氏側の僕がこういうことをするべきだろ。と、少しふくれる。
河｢…ぬくい｣
福｢余ってる手はすっごい冷たいけどね｣
たわいも無い会話をしながら歩を進める。
やっぱり福良と居ると安心するなぁ。
ｽﾄｰｶｰのことなんて忘れて、2人でいるこの帰り道の時間がとても楽しかった。
…そう、忘れていたのだ。ｽﾄｰｶｰのことを。
ふと、悪寒を感じた。身震いしたらしかった。
歩みを止めた。
河村？と歩を進めようとした福良がこちらを見た。
どしたの、忘れ物？と福良が聞いてきた。
足が竦んで動けなかった。
河｢いる、｣
福｢……ｽﾄｰ、ｶｰ？｣
勢いよく後ろを確認して、息が止まりそうだった。
ｽﾄｰｶｰ｢ぉ、まぇは…だれ、なんだよ、．｣
2、3m後ろにｽﾄｰｶｰらしき男が立っていた。右手に、バット。
ｽﾄｰｶｰ｢や、めろ．よ……ぉ、れの、たくや…なのに、ぃ"っっ！！！｣
バットを構えてこちらに向かってくる。
逃げなきゃ。福良が。
けど。動かない。
脳は危険信号をずっと鳴らしている。
それでも、何故か。誰かに押さえつけられているように、動けない。
福｢…か、ゎむらっ｣
やっと右足が1歩を踏み出そうとした時には遅かった。ふわりと一瞬なにかがのしかかって、何も見えなくなった。
ｺﾞﾝ 、と鈍い音だけが聞こえて、
男の｢…ぅ、ぁ．ぁあ…｣と呻く声、それから荒い息、男が遠ざかっていくのを感じた。
一体何が起こったのか？
ﾄﾞｻﾘという音がして、それと同時に視界が開けた。
下を見る。
倒れている、福良。
河｢ふ、ふくら…っ！？｣
あの男が置いていったであろうバットには、べっとりと血液が付いていた。
多分、ふくらの。ほとんど、福良の。
混雑した頭の中とは裏腹に、手元は直ぐに救急車を呼んでいた。
やってしまった、自分のせいで。自分のせいで福良が。守ってくれたんだ。それなのに。
暫く何も考えられなかった。
ｳｰ という救急車の音が遠くから聞こえてきた。
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みゆ(プロフ) - izmzで、mzkmさんが彼シャツをするお話を書いて欲しいです！お願いします! (2020年4月19日 22時) (
レス) id: 2d938d2ba6 (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - 鳩麦_烏龍さん» 了解しました！話少し短くなるかもしれません;; (2020年4月17日 11時) (レス) id: 3e89f23cbf (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - いちごパフェさん» リクエストありがとうございます！了解しました。愛されはシチュ迷います笑 (2020年4月17日 11時) (レス) id: 3e89f23cbf (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - Yさん» リクエストありがとうございます！その2人組いいですよね^^*ふわふわ系、あんまり書かないので暖かい目で見てやって下さい笑 (2020年4月17日 11時) (レス) id: 3e89f23cbf (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - もちもちの餅さん» リクエストありがとうございます！了解です！ (2020年4月17日 11時) (レス) id: 3e89f23cbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はち | 作成日時：2020年3月24日 12時
