天使が二人 ページ3
[────ああ、やっと会えるな]
そう言って夢の中で僕に笑いかけた君は、僕が大好きな笑顔じゃなくて、可笑しくなったゼル君“達”の笑顔そっくりだった。
時々感じる違和感は、日に日に大きくなっていて、最近はいつも疑問に思ってしまうようにまでなった。
……クラートが、本当に死んじゃったのかを。確かに彼は、僕の目の前で死んだ。だけど、それにしてはおかしいんだよねぇ……。
僕は堕天したとしても［天使族］なんだ。だから誰かが命を落として、天界や死者の都に行ったならば分かるようにもなっている。
なのに、クラートの時はそれがなかった。今まで忘れていたけど、なかったんだ。
……団長なら、何か知ってるよね、きっと。
欠伸を1つして、ふらりと立ち上がった。────その時だった。
幼馴染達の魔力が、急に現れたのは。
「────嘘、でしょ？ だって、ゼル君達は……封じられていたはずなのに。なんで？」
胸騒ぎがする。それも酷い。
僕の大切な人が……僕の目の前から消えてしまうような気がして。
僕は、店を飛び出した。
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叶 - パスワードはなんですか 教えて欲しいですッ！！ (2022年12月29日 16時) (
レス) @page9 id: 568bdf2334 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - パスワードがわかりません (2022年5月17日 20時) (レス) @page9 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロりんご
| 作成日時：2018年10月2日 16時
