女神が三十八人 ページ43
「────まぁ、そう警戒するな。A・ルシファー」
そう言った声の主はどこか余裕そうで。きっと彼は、僕の弱点も知っているのだろう。
……怖いなぁ。暗い所も、独りぼっちになってしまう所も。僕は、怖くて仕方がない。
「警戒、するなって言う方が可笑しいんじゃないの〜……? ヘンドリクセン」
口から出た声は震えていて。身体さえも震えてしまう。だって、僕の近くにいるから。
メリオダスの気配じゃない。他の、魔神の気配。だけどゼル君達じゃない。もっと、もっと下の位の魔神の気配。
……なんで、いるのかなんて分からない。僕は眠っていたりしててあまり分からないことも多いから。
「────貴様は、天使族だ。それも最も位の高い
ヘンドリクセンのその言葉に、僕は驚きを隠せなかった。
なんで……? なんで知っているの……? その事は、メリオダスしか知らないはずなのに……どうして……?
頭が真っ白になる。嘘だ、だってだって、そんなはずない。ヘンドリクセンが、知っているはずなんてない。
震えがもっと酷くなる。息が上手くできない。頭が痛くなってきた。上手く立てない。
ねぇ、怖いよ。メリオダス……。また、またあの日の様な悲劇が起こるの……?
また僕は……独りになっちゃうの……?
「────助けてよ……メリオダス……」
そんな言葉を最後に、僕は意識を失った。
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クロりんご(プロフ) - hiroto.0109さん» コメントありがとうございます!そう思って下さり嬉しいです! (2018年8月6日 14時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
hiroto.0109(プロフ) - 面白いですね (2018年8月6日 13時) (レス) id: d0e055d206 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - 瑠李さん» 待っててくださりありがとうございます! (2018年6月28日 22時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 待ってました♪ (2018年6月28日 19時) (レス) id: d8c6f7f40c (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます!更新遅すぎてほんと申し訳ありません……!!近いうちに更新します!応援ありがとうございます! (2018年6月22日 16時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロりんご | 作成日時:2018年1月7日 17時