女神と謳われた青年【男主】

女神が三十四人 ページ38

「あ、ディア〜」





階段を降りて店の外に出た僕は外に立っていたディアに話しかける





「あ、A。起きたんだね！

団長は？」




ディアは周りに花を咲かせながら僕の方へと来てくれた
何かいいことでもあったのかな？
なんて事を思いながら僕はディアの質問に答える





「まだ寝てるみたいだよ〜。僕、ちょっと散歩してくるから団長によろしくねぇ〜」





そう言うだけ言ってディアの返事も聞かずに、スタスタとある所へと僕は歩いていく
僕の予想では多分……あの時にすれ違ったのは______





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少し立ち止まり辺りを見渡す
そして首を傾げる





「あちゃ〜……迷っちゃったやぁ……。

これは団長からのお説教が待ってるかも……」





う〜ん……なんでだろう。確かに僕はゴウ君がいる所に向かってたはずなんだけどなぁ……
そう言えばいつも散歩する時とか団長か、団員の誰かと一緒だった様な……
あれ、なんでだっけ……？






その場にしゃがんで考え始めるとどこからか大きな笑い声が聞こえてきた
しかもその近くには団長達の気配も感じる
…………取り敢えず、笑い声が聞こえた方へ行ってみようかなぁ……？





くぁ……と欠伸をして僕は立ち上がり、団長達の気配がする方向へと向かった

女神が三十五人→←女神が三十三人

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