新美君と、番外編【男主】 (ページ12)

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十一話ページ12

〈夢主君と探偵社の五人ともしもの話〉

▪もしも太宰さんに夢主君が抱きついたら

感激のあまり「一緒に入水しようじゃないか」とか云いだす。勿論だが一緒にいるごんが抵抗。太宰さんの首元に飛びつき、噛み付こうとします
そしてしょげてしまった太宰さんに夢主君が一言

「……治、入水はしないけどご飯一緒に食べよ……？」

それも勿論治の奢りでね
そう云った時の夢主君は小悪魔みたいな表情だったとか

▪もしも夢主君が国木田君に耳元で「だ～いすき」と囁いたら

もう恥ずかしすぎて国木田君は耳まで真っ赤になる
それに気付いた夢主君。とっても悪い顔
もう国木田君を照れさせまくります
だけど国木田君も男。夢主君の腕を掴み顔を耳に近づけボソッと一言

「…………俺も、Aの事が大好きだ」

低音ボイスが思ったよりもエロく、思わず照れます
国木田君の方が一枚上手だったのかもしれません

▪もしも敦君の事を褒めまくったら

敦君は夢主君に褒められたのが嬉しすぎて顔のニヤニヤが止まりません
そして追い討ちをかける様に夢主君にこう云われます

「…………敦と僕の異能、お揃いだね。兄弟みたい……」

ふふふと笑いながら笑顔で言われたその一言に敦君のハートにクリティカルヒット
もう彼のライフは色々な意味でゼロです

▪もしも夢主君から乱歩さんのお膝に膝枕されにいったら

普段は自分からやってと言っている分夢主君が自分から膝枕された事に驚きつつ、平然を装います
ですが余程嬉しいのでしょう。顔のニヤニヤが止まりません
ニヤニヤしている乱歩さんに夢主君が一言

「……たまには、こういうのも悪くないね……。

またやってもいい……？」

乱歩さん、嬉しそうに即答で「もちろん！」と答えます
そして二人の周りには花が舞っています
他の探偵社の人達からしたら、二人はまるで年の近い兄弟みたいだったとか

▪もしも谷崎さんの服を夢主君が着てみたら

身長差が約10㎝程あるこの二人。もちろん服のサイズは谷崎さんの方が大きい訳で
まぁ、普段夢主君が着ているパーカーよりもぶかぶかになっちゃいます
そして夢主君は着替える時にナオミちゃんに言われた事を実践します

「……潤、似合う……？」

上目遣い、首コテ、萌え袖の三要素が合わさった夢主君に谷崎さん顔真っ赤
もう夢主君可愛すぎて照れちゃいます
ちなみにこの照れた谷崎さんは夢主君がちゃっかり写真を撮っているのでナオミちゃんの手に渡る事になります