episode0 Msk side ページ41
俺は、なんで、早く気づかなかったんだろ。
Aのことが、好きなことに。
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、
小4、5ぐらいから、Aは人気がではじめた。
それまでは、そんなに目立つキャラじゃなかったのに。
俺の周りの友達は、Aに夢中だった。
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俺にはわからなかった。
テンションがバカに高くて
何も考えてなさそうで
ただうるさいだけ。
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テンション高いねって俺はよく言われるけど、
静かにしてれば、俺は機嫌が悪いとか思われる。
じゃあ、バカにテンションあげよって、こんなキャラになっていった。
だから、Aを見てるとムカついた。
、
でも、クラス一緒になってから
俺も、周りの男子とおなじ。
一日中Aを目で追いかけた。
そしたら。
Aに夢中になっている自分に気づいた。
小6に、なってから、Aは少し変わった。
落ち着きがあるっていうか、
ますます、かわいくなった。
でも、変わらず男子からの人気は高かった。
何に惹かれたんだろ。
わかんねぇ。
他の女子のことは、苗字で呼ぶのに、なぜかAの事は男子はみんな、名前で呼んでた。
、
席替えで俊哉の後ろに俺で。
俊哉の隣がAだった。
俊哉がAのこと好きなのは知ってたから、良かったじゃん。とか言ったけど
あんまり、いい気分じゃなかった。
わかんないまま、日に日にAの事が気になって行く自分に反抗してた。
そんな時に橋本からの告白を、受けた。
、
、
俺告ってくる子は、まぁまぁ、いたけど。
その中でも、地味めな橋本が
きたのにはびっくりした。
でも、地味なんてのは、キャラ。
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人通りの少ない廊下。
コソコソ 、女子の声がする。
柱の右と左。
トイレの死角。
画板入れの後ろ。
何人かの女子が隠れてる。
そこに、放課後呼び出されて。
今日俊哉そろばんかよー
なんでこんな日に。
昼休みに、初めて橋本に、今日の放課後空いてる？
って、話しかけられて。
空いてないって言おうとしたら、どこからか俊哉から
あー雅紀！今日そろばんの振替入ったぁー
なんて声が聞こえて。
ったく、教室に向かって言うなよ、、、
橋本は、頬っぺたを赤めてニコリとわらった。
、
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作者名：遥 | 作成日時：2012年9月21日 12時
