25 誕生日 ページ23
長時間のデスクワークに屈託他の体をロッカーに預けて、また、ため息をついた。
なんか、毎年、量多くなってる気がする。
、
別に私だけが、残業してるわけじゃない。
新卒のおどおどしてる男の子と、要領のよすぎる女の子と、
ハゲが目立つよくわかんない上司。
、
クリスマスの2日はいつも、こんな感じ。
雅紀から、着信があって
掛け直したけど、繋がらなかった。
、
はぁ、、、
忙しいのかな、、、
忙しいのは、わかってるけど、、、
、
、
淋しいよ、、
、
会社からタクシーで家まで帰った。
疲れ過ぎて食欲もなくて、
リビングのソファにぐだーっと寝転がった。
、
明日もこんなにキツイのかと思うと、嫌だけど、仕方ない！
テレビをつけると、毎年クリスマス恒例の音楽番組が、やっていた。
、
そーじゃん、もしかして、これ、
雅紀じゃない？？
、
そう思った瞬間、雅紀が何が話したあとだったらしく、隣の人でへと振られた。
、
！！やっぱり！！
そりゃあ
電話したって出るわけ無いよ！！
急にさっきまでの自分が恥ずかしく思えた。
、
、
あさってクリスマスですけど予定ありますかー？
特にすることも無いですけどねー
まぁ、あいばさんの誕生日なんで！
イヴは！
イヴねー！うん、イヴ！
メールしようかなと。
誕生日になったらね。
数時間後だけどね。
あ、ありがとうございます。ふふふー
、
、
たたたたたたたたたたたた誕生日いいいいい⁉
知らなかった。
そんなこと、言ってくれなきゃ、わかんないじゃん！！
意味もなくキレてしまい、
当然その後の曲も全く耳に入ってこず。
しばらく、どうするか考えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遥 | 作成日時：2012年9月21日 12時
