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20 声 ページ18
家につくと、着替えるより先に
大事に持ったメモを片手に、ケータイをポケットから取り出した。
［家についたら連絡してね→xxxxxx....]
、
この文字を見るだけできゅんきゅんする。
十代の恋みたい。
ダイヤルを何度も何度も間違えて、
胸の興奮も止まらない。
やっとの思いでかけた電話。
コールのスパンがすごく長い気がして、
なぜか三コール目で切ってしまった。
「わ、切っちゃったΣ(ﾟдﾟlll)」
、
一人であたふたしていると、ケータイの画面が、パッと明るくなった。
ま、ま、まさきくんだっ！
画面が変わった瞬間、センターボタンを押してしまって多分一コール目で出た。
「も、もしもし！」
「A⁉」
「う、うん！」
「めっちゃ早くつながったからびっくりした笑」
私ーご、ごめん！なんか、私、変、、すごくドキドキしてる。
ああ、もうヤバイ。
本当にまさきくんと話すと調子狂う、、、
まさきー調子狂う？笑
私ーもう、、やだ、、あ、家についたよ。
まさきーははは〜やだっていわない、よかったよかった！ちゃんと顔洗いなよ？
やっぱり気づいてるじゃん、
私ー知ってるなら、言ってくれたら、よかったのに、！
まさきーごめんごめん！
、
、
そのあとまさきくんが、呼ばれて
電話は切れた。
まさきの声を聞くだけで
すごくドキドキする、、、
いつまで、調子狂うんだろ、私。
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作者名：遥 | 作成日時：2012年9月21日 12時
