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琉巧side
そこで僕が目撃したのは、西村くんとゆうちゃんが手を繋いで歩いている所だった。
僕があまりにもまじまじとその様子を見つめていたら、風さんは
風雅「琉巧？どないしたん？」
と、言って、僕同じようにその様子を見た。
風さんは僕の顔を見て、苦笑いしてた。
風さんは西村くんの気持ちも知ってるし、僕の気持ちも知ってるから、複雑な気持ちになったんだろう。
なんだが申し訳なかった。
しばらく僕と風さんは黙ったまま、どうすればいいか分からず、立ち尽くしたままだった。
すると、僕の大好きな人の声が聞こえた。
ゆう「琉巧くん？」
ゆうちゃんは西村くんの手を慌てて離し、僕たちのところへ声をかけに来てくれた。
西村くんと付き合ってるのか、所詮後輩だし、仕方ないか、と思っていると、後から来た西村くんはなぜか浮かない顔をしていた。
なんでだろう？
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作者名：よいちゃん | 作成日時：2020年4月28日 14時
