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ー侑李のご飯ー
朝ご飯を食べ終わって、また侑李の部屋に行く
俺は、１日の大半を侑李の部屋で過ごすからね
もう侑李の部屋は俺の部屋みたいなもん笑
高校も通信制だから、家からはほとんど出ることもないし
だからずっとこの部屋で、学校の勉強したり、昼寝したり、お喋りしたり…ってしてる
さすがに夜は、光くんにダメって怒られたから一緒には寝てないけど
“コンコン”
ノックの音が聞こえた
「はーい、どーぞ」
侑李の代わりに俺が返事をした
「おじゃましまーす」
光くんがおどけた感じで入ってきた
なんだ。さっきは逃げたくせに全然いつも通りじゃないか
「ねー、何で俺が診られなきゃなんないの？」
今のうちに文句言ってやる
「んー？そんなの自分で分かってるでしょ？」
光くんが侑李のご飯を用意しながら言った
…分かんないよ。発作だって薬飲めばすぐ治るし
そう言おうとしたけど、やめた
侑李に聞かれてるかもしれないし…
「ゆうり〜、朝ご飯食べようね」
光くんが慣れた手つきでベッドを少し起こし、侑李の鼻に通されたチューブに栄養剤をセットする
これが侑李のご飯
寝てるから当然だけど、侑李は自分の口で食べることは出来ない
だから、毎回こうやって栄養を送ってあげる
「よしオッケー。熱も測らせてな」
と言って今度は侑李の耳で熱を測る光くん
他にも色々と記録して、毎日侑李の健康状態をチェックしてくれる
光くんは、なるべく侑李に触れて看護したいんだって前に言ってたこともあって、こういうことはすごく丁寧にやっているんだと思う
俺はいつも侑李の手を握って、それを静かに見てるだけ
もう終わるな〜って見てたら、ピーンポーンというインターホンの音が聞こえた
「あれ、お医者さん来たのかな？涼介出て？」
えっ、もう？
まだ朝の８時なんだけど
「早くない！？」
って言いつつ急ぎ足で玄関に向かった
でもまあ、あの人なら有り得るか…
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moon - すずすけさん» ありがとうございます！ (2017年6月6日 21時) (
レス) id: bea10ffdb1 (このIDを非表示/違反報告)
すずすけ - 更新待ってます！頑張ってください！ (2017年5月31日 15時) (レス) id: eab9fb8861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2017年5月10日 7時
