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ー嘘ー
「おっはよー!」
いつもより大きな声で挨拶、そして笑顔!
「おはよ…やけに元気だな」
あ、呆れてる…やりすぎたかな?
光くんの顔ってわかりやすい笑
「あ、お前…また薬飲んだでしょ」
うわ、ばれてるよ…
「そんなことないって。隠すわけないじゃん」
じーっと俺の目を見てくる光くん
そんなに見ないで…
そう心の中で何度も祈る
「…」
「…ひ、光くん?」
あまりに長い沈黙に耐えきれなくなった
「…苦しくなったのはいつ?さっき?それとも夜中?…言ってごらん」
優しい顔の中にひときわ目立つ真剣な瞳
言い逃れなんて出来っこない
「えっと…さっき」
言ってしまった…怒られるかな…
「そっか。今は苦しくない?」
予想に反して優しい声
「うん…大丈夫」
あれ、怒ってない…?
「あ、あの…」
喋ろうとしたら遮られた
「うしっ、じゃあ今から説教な」
マジ…?
それだけは御免だね
「俺、ゆうりにおはよう言ってないから。言ってくるね!」
走り出す勢いでその場から逃げ出した
あ、ゆうりに挨拶っていうのは本当だからね?
軽く息を整えてから、部屋をノックして入った
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moon - すずすけさん» ありがとうございます! (2017年6月6日 21時) (レス) id: bea10ffdb1 (このIDを非表示/違反報告)
すずすけ - 更新待ってます!頑張ってください! (2017年5月31日 15時) (レス) id: eab9fb8861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moon | 作成日時:2017年5月10日 7時