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ー結果の話ー
終わったし侑李の部屋行こっかなーって思ってたら、唐突にいのちゃんが口を開いた
「今度さ、病院で検査しない？」
全く予想していなかった言葉に体が固まる
「…えっ、何で？」
「あのね、いくら身体的に疾患がなくても毎回心臓に負担かけてたら健康でも不具合出てくるの」
「うん…それで？」
「…涼介の心臓も何回か発作が出るうちに疲れてきてるみたいだから、ちゃんと検査して診ておきたいなって思ってる」
…よく分からない
「それって病気ってこと？」
「うーん、病気ってほどではないかな。精神的にっていうならそうかもしれない」
正直に答えるいのちゃんに、へぇーとマヌケな声が出た
なんか他人事みたい
「で、今度検査するから。病院来るんだよ」
もう決定済みみたいに言ういのちゃん
いいって言ってないのに
「…やだよ。行かない」
病院行くってことは、その間侑李から離れるってこと。それは嫌だ
「却下。もう決めました〜。抵抗してもムダだからね」
その言い方ちょっとウザい…笑
もういいや。家から出なきゃいいんだもん
「はいはい」
口先だけで言って、いのちゃんを放置して部屋から出た
「ゆうり〜、お待たせ！聞いてよ、あのさ…」
侑李の元に行ってさっきの出来事を話した
侑李に話しかけても意味ないかもしれない
聞いてないかもしれない
それでも、侑李がいるってことが心の支えになってる今の俺は、例え声が届いてなくても話かけずにはいられない
一通り話終わって、侑李の頭を撫でる
そろそろ勉強しようかなって思って、ノートとか出しているとノックされる音が聞こえた
何だろ？
「はーい？」
入ってきたのは光くん
「ごめん、涼介。ちょっと来てくれない？」
手招きで呼ばれた
「いいけど…どうしたの？」
よく分からないけど、光くんが困ってそうだから側に寄った
「うん、こっち」
そのまま手を引かれてリビングまで連れてかれた
「お、早かったじゃん。こっちこっち〜」
リビングでは、いのちゃんがソファに座っていた
まだいたのか…
「帰ったんじゃなかったの？」
「ん？そーなんだけどね〜。用事思い出して戻ってきた。ちょっとここに腕置いてくれる？」
そう言って、テーブルをトントンと叩くいのちゃん。何だそれ…
「何でよ。意味わかんない」
「まあまあ、出してあげなよ」
疑っていると、光くんが後ろから俺の腕を掴んで、テーブルの上に置いた
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moon - すずすけさん» ありがとうございます！ (2017年6月6日 21時) (
レス) id: bea10ffdb1 (このIDを非表示/違反報告)
すずすけ - 更新待ってます！頑張ってください！ (2017年5月31日 15時) (レス) id: eab9fb8861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2017年5月10日 7時
