けい先生の往診/知念くんお熱 ページ21
けいサイド
知念が熱を出した
その事実が発覚したのは、取材を終えて帰ろうとしたとき
目眩がしたのか、ふらついてテーブルに手をついていたのを最初に発見したのが俺だった
「大丈夫？目眩する？」
そっと首筋を触ると熱もある
知「…もう大丈夫」
「治まった？熱もあるし…今から病院行こっか｣
知「えっ？…いい！！」
「何でよ笑。ことあと何もないでしょ？」
なんて、軽く言ったんだけど…
知「…や、だもん、、ｸﾞｽﾞ…やぁだぁ！ふぇぇ泣｣
盛大に泣き出してしまった
「あー、ごめんごめん。そんなに泣かないの。外まで聞こえるよ？ね？」
俺ら意外いないとは言え、楽屋でわんわん泣くんだから慌てるよね笑
知「ﾋｯｸ、ﾋｯｸ…ん！泣」
「ん？、、だっこ？」
腕を伸ばしてくるから何かと思えば抱っこ笑
ちょっと戸惑って伸ばされた腕を見つめていると、泣き顔がさらにクシャっとなる
「違う違う、おいで？」
抱き上げると、すりすりと肩に顔を埋めてくる
このまま連れていくか…
言ったらまた大泣きされるかもしれないから、黙って楽屋を後にした
誰にも会いたくねぇー
さすがに抱っこで歩いてるところなんて、いくら顔見知りでも驚かせるだろうし
そう思いながら廊下を歩いていると、さっそく前から薮と光の姿が…笑
光「いのちゃん！、、と知念？…何でだっこ？」
「ちょっと具合悪くてさ〜、帰ろうと思って」
光「そっか…１人で大丈夫？病院なら付き合うよ？」
「あぁ〜、、苦笑」
正直のところ助けがほしいけど…今病院に行くなんて言ったらフロア中に泣き声が響き渡るだろうな
薮「あれ、光忘れてないよな？ごめん、伊野尾。光これから治療なんだよ」
あ、そう言えば光は中耳炎の治療中だっけ
昨日、また耳が痛いって騒いでたもんな…
光「でも知念が…」
薮「知念に逃げるな笑。左も痛いんだろ？今日しないともっと痛い目みるぞ？」
光「だって、、」
こっちもイヤイヤ？笑
と思っていたら、知念がもぞもぞ動き出した
「知念？」
知「んっ…のちゃ、びょーいんやだっ泣」
何で急に…笑
「ちょっと診るだけだよ。頑張ろう？」
知「ふぇっ…」
わ、また泣いちゃう
慌てて背中をトントンして…頼むから寝てくれ〜と念じていたら、、
光「いやだぁー！！泣」
目の前で、薮と話していた光が泣き叫び出した
それを聞いてビックリした知念
知「ふぇぇ、やぁ〜泣」
まさかの伝染…笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らん - 更新お休みされてる間も何度も読み返してます！とても大好きなお話なので作者様にお時間があればぜひ更新再開していただきたいです！よろしくお願いします(^.^) (2020年2月19日 7時) (
レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
ここの作者です - るーキングさん» 了解しました！しばらくお待ち下さい！ (2019年2月25日 0時) (レス) id: 5122880dfd (このIDを非表示/違反報告)
ここの作者です - 結 [ D I K ]さん» 了解しました！書くまで暫くお時間いただきます！ (2019年2月25日 0時) (レス) id: 5122880dfd (このIDを非表示/違反報告)
ここの作者です - ゆいさん» ご感想ありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2019年2月24日 23時) (レス) id: 5122880dfd (このIDを非表示/違反報告)
ここの作者です - yuriaさん» 了解しました！しばらくお待ち下さい！ (2019年2月24日 23時) (レス) id: 5122880dfd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：. | 作成日時：2019年1月26日 23時
