どくたーず、じゃんぷ

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光と二人で、再び病院に来た


今度は午後の外来も終わってるから、いくら時間が掛かっても大丈夫 笑


光曰く、あくまで基本治ってる前提で、ちゃんと耳が大丈夫か見るだけ。らしい


吸引とかの治療をする気はないんだって


ただ炎症のピークが過ぎて痛みが無くなっただけだと思うけど…笑


何にせよ、また病院に来ることが出来たからね

ここまで来たらこっちのもの

昨日みたいなことにはさせない


「今日はベッドで診察するから横になろっか。目瞑ってた方が楽だからね。そうそう。耳の中みるよ〜」


光「んっ…」


診るだけだと思ってるおかげで、何でも言うことを素直に聞いてくれる光


ベッドの方が色々都合がいいからね


「ちょっと待ってて。…よいしょ」


光がやらないと思ってることやるけどごめんな

先に心の中で謝っとく笑


声でごまかして器具を準備して、、


「耳冷たいけど、そのままね〜」


そっと麻酔液を垂らす


光「！！、、えっ、何！」


「おっと、、起き上がらないで笑」


びっくりして起き上がりそうになる光を軽く抑えると、耳に手を持っていくから今度は手を握る


光「やだ！しない！！」


昨日の感覚と同じだから分かっちゃったかな


「大丈夫！痛いことじゃないから。ほら、取れちゃうから寝てな？」


耳と腕に取り付けた電流を流す装置が早速取れそう笑


あんまり暴れられたら誰か呼ばなきゃいけなくなるし、寝てくれた方が光の為


局所麻酔だから眠くなることはないけど、片手は握ったまま肩をトントンと叩いてみる


が、効果はなし。
そんな子供じゃないか笑


光「やめてっ、、しないって言ったのに」


ちゃんと話さないとね


「ごめんごめん。でもさ光、何でまた麻酔したか分かる？」


少し真面目なトーンで話しかけると、抵抗するのをやめて考え出す光


光「、、治療しないと、だから…？」


「そう。痛みがなくなったからって治ったとは限らないんだよ。このままだと頭痛くなったり、耳が聞こえづらくなったりすることもあるの」


光も冷静になれて無かったんだね

ちゃんと考える時間と、聞く気があれば理解もしてくれる


しっかりと治療内容も話すと、不安そうな顔をしてたけど一つ一つ説明してクリアにして、、


「どう？まだ不安？」


光「ん、、だいじょぶ」


最後には治療にも納得してくれた


完治するには一年は掛かるけど、頑張ろうって約束もしたよ


「ん、そろそろ効いたかな」


やっと治療できる、、

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