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薮サイド
嫌だ嫌だというわりに抵抗も弱く、比較的落ち着いてるから、先生に合図して打ってもらうことにした
山「やっ、ハァッ…んっ…泣」
今、その判断が間違いだったって気付かされた
パニックで過呼吸を起こしてしまった
過去にも何回かなったことがあるから対応には困らないけど、辛そうな涼介は何回みても慣れない
「よしよし、もう大丈夫。ごめんな、嫌だったね」
先生は涼介がこれ以上パニックにならないようにって離れてくれたから、大ちゃんと二人で涼介を落ち着かせる
有「いきなりしてごめんね、恐かったね」
山「ん、だいじょーぶっ…謝らなくて、いいのっ、…れが、わるいの、っ、想像、しちゃったからっ」
想像か…確か涼介を担当してるカウンセラーが前に教えてくれたっけ…
注射針を見てなくても、イメージで恐くなっちゃうことがあるって
でもそれはもう、仕方のないこと
それがコントロール出来たら、誰も苦労しない
「ありがと。でもね、涼介は頑張ろうとしてくれただろ?それって凄く良いことなんだよ。だから悪いことなんかじゃない」
山「グズ、うん…っ」
自分を責める涼介に分かってもらうために、ひとつひとつ考えを伝えると、
止まったいた涙がポロっと出てくる
それまで涼介の手を握って、見守っていた大ちゃんがタオルで優しく目元を拭う
「こわいって思ったら、思いっきり泣いても、叫んでもいいんだよ。こわいのは我慢することじゃないんだから。誰にでも苦手なものってあるしさ」
背中をポンポンと叩くと、ボロボロと涙が溢れてきて、そのまま暫くさすってやる
すると、徐々に落ち着いてきて…
山「んっ…なんか、楽…なった気がする、…れ、ちゅうしゃ、っ…がんばっ…る…うぅっ…泣」
最後の方はやっぱり泣いちゃったけど、一生懸命がんばると言ってくれた涼介
「うんうん、えらいね。よく言えました」
有「山田すごい!一緒に頑張ろうな」
大ちゃんもすげー嬉しそう笑
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ももた(プロフ) - すごく面白いです!続きが気になって仕方ないです…もう、更新予定はない感じですかね? (2020年2月11日 0時) (レス) id: f1082783eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 随分前のお話に突然コメントしてすみません。たまたまこの小説を見つけて読ませていただきました!山田くんがかわいくて、とてもこの小説が好きなのですが、もう更新していただくことはないでしょうか?お時間があれば検討よろしくお願いいたします。 (2020年2月7日 17時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
か - とても面白いです!続き気になるのですが、もう更新予定はないですか? (2019年2月6日 1時) (レス) id: 7f5ec1a8f4 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - 作者さんの作品がとても好きで読ませて頂いていたのですが、パスワードがかかってしまったものはもう公開予定ございませんでしょうか? (2018年12月21日 2時) (レス) id: df2aa8050c (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストの続きで、そのディレクターに仕返しに行こうとする大ちゃんを止めて、消毒して欲しいとお願いして、大ちゃんに消毒して貰っている間に、ほかの7人がジャニーさんに依頼して、処罰して貰う話をお願いします。 (2018年12月3日 3時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年11月18日 22時