検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:30,412 hit

よん。 ページ4

薮さいど

舌を抑えられるのがかなり苦手なゆうり

今日も最初は涼介に見向きもしなかったけど、大ちゃんと裕翔に勇気をもらって少し顔を横に向けてあげるだけで頑張れた

今度は聴診

「涼介の方向こうね」

ずっと俺と向かい合わせだった侑李をよっこいせと反対に座らせる

その時に向けてきた潤んだ目を無視するのは、特殊な経験を積んだ俺だからデキルこと笑

山「もしもしするよ〜。服の中に手入れるからね」

侑「んっ…泣」

涼介が聴診器を服の中に入れると、俺の短パンの裾をぎゅーっと握りしめる侑李

その腕は小さく震えているようにも見える

こうして見ていると、いつもイヤイヤ言ってるわけじゃなくて、侑李なりに頑張ろうとしてるんだってよく分かるよ

「一緒にゆっくり息しような。せーの…」

スー、ハーと呼吸を誘導すると、ぎこちなくも一生懸命してくれる

「上手、上手」

時々声を掛けながら侑李の気を引いている間、涼介は念入りに呼吸音をチェックしている様子

そろそろ切り上げて背中いってくれないと、こっちもヤバいぞ…笑

侑「…もうつかれた……くずっ…おわりにする泣」

あぁ、やっぱり…スイッチ切れたよ

「大丈夫、大丈夫。あと少しだからね」

そう言いながら、聴診器を持った涼介の腕に手が伸ばしかけた侑李の手を握る

山「ごめんね、背中も聴かせてよ〜」

侑「んっ、ん〜、もうやなのっ!泣」

前から背中に手を伸ばして聴診する涼介の耳元で割りと大きい声を出すゆうり

それでも続けるあたり、涼介の集中力ってすげーわ笑

そんな涼介に感心しつつ、ぐずる侑李を俺と大ちゃんと裕翔と…

あれ?いつの間にかみんな集まってる笑

みんなで手を握ったり宥めたり、優しく見守ったり…

メンバー総出で(笑)ゆうりの診察が終わった

山「軽い風邪だね。ご飯食べて、お薬飲んで、たくさん寝たらすぐ治っちゃうよ」

裕翔に抱っこしてもらってまだグズグズしている侑李に優しく笑いかけながら話す涼介

ちなみに言うと、俺は飽きたんだとさ笑

でも俺はめげない!

「だって?ゆーり、出来るよな?」

顔を覗きこむと、涙できらきらしてるまつ毛がぴくっと動く

あ、聞こえてるのに聞かないふりしてる笑

裕「ゆーり?薮くん聞いてるよ?」

侑「ん〜……できるもん」

ほんとかな?笑

薬が嫌ではっきり答えないだけだと思うけど…それは俺らが手伝ってあげればいい話で

「頑張ろうな」

なんてね
そんなこと言わなくても侑李が頑張れるのはみーんな知ってるよ

わん。ゆーりくんの健康診断→←さん。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
192人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nene - 更新待ってます! (2019年7月23日 22時) (レス) id: 04ce8b8aba (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - もう更新していただくことはないでしょうか? (2019年1月8日 7時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆ め あ(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年9月15日 23時) (レス) id: 42ea1e00a7 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - ゆーりくん可愛いです!最高です。更新楽しみにしてます!頑張ってください。 (2018年8月14日 8時) (レス) id: d45c25541e (このIDを非表示/違反報告)
やまちねゆと - 凄く面白いです!忙しいと思いますが頑張って更新してください!! (2018年8月5日 22時) (レス) id: cfb124f6b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りりりんご | 作成日時:2018年7月29日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。