29*秘密の過去。 ページ34
燭台切光忠を顕現してから、それはもう大変だった。
大倶利伽羅のところに連れていったら、大倶利伽羅は大泣きして燭台切光忠は大慌てだし、更に大将組の4人が起きてきて信濃と後藤も泣き出すし、そしたら何故か一期がこっちまできて信濃と後藤の姿をみてめっちゃ困惑し出すし、一期が俺のことを試してたって言いだすしそれでめっちゃ土下座されるしでもう散々だった。
ここ一連の出来事が全部繋がってる時点で怖い。
もはやここの刀剣男士全員が俺にドッキリしかけてるんじゃないかと思うくらい怖い。
「あー、疲れた。薬研ー癒して！」
机に向かって事務仕事をしてた薬研がこっちを振り向いて笑う。
綺麗な笑顔。
やっべ見とれてたわ。
「大将、休憩もそこまでにして報告書手伝ってくれ。流石の俺っちも疲れてきた。」
「そうだぜ主。そろそろ体力も回復したろ？」
……あー、これはやらないと今日のご飯抜きになってしまう……。
「……わかった。やる。今日のご飯は豪華にしてね。」
既にそれは茜色に染まり、現世だったらカラスが鳴くような時間。よい子はおうちに帰る時間。
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「今日も楽しいこと無かったね、××くん。」
「あぁ、そうだな……。もっと面白いことがあればいいんだけどな。」
「おうち、帰りたくないなぁ。お父様とお母様はいつも喧嘩ばっかりだし……。」
「それなら×しちまえばいいんだよ。俺も協力するぜ。」
「そっかぁ。そうだよね。×しちゃえば楽しくなるんだ！」
「おう、そうだ。××の為なら俺はなんだってする。」
「うーん、そうだね。それに俺と××くんは離れてもきっとまた会えるしね！」
「あぁ、そうだな。さ、面白いことの為だ。さっさと片づけてしまおう。」
「おー！」
続く (更新停止中)
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