【刀剣乱舞】故に。【ブラック本丸】 (ページ28)

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23*知る。＊ページ28

ＮＯside

「…新しい審神者…か。」

また政府が送ってきたのか、と溜め息を漏らす男士が一振り。

綺麗な黒髪を掻き毟りながら考えるのだろう。
関わることは無いだろうが生憎彼になついた短刀がいる。
そいつの為にも知らなければならないだろう。

「…見に行くか。」

そう決めれば、タイミングよく一振りの刀が入ってくる。

「倶利伽羅兄ちゃん、ちょっと時間大丈夫？」

綺麗な赤髪をふわりと靡かせて部屋に入ってくる。

「駄目と言っても喋るだろう…」
「えへへ、確かに。」

「今日も兄ちゃんの懐に入れてよ！」

赤髪の少年……信濃藤四郎は、
黒髪の青年……大倶利伽羅の
懐に飛び込んで、ぐりぐりと頭を押し付ける。

その姿形に傷はない。

「信濃、怪我はどうした？」

大倶利伽羅がそう尋ねれば、

「そうだった！今日はそれについて話に来たんだった…。」

と、姿勢を正す。

そして、

「あのね、倶利伽羅兄ちゃん……」

話し始めた。

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いきなりhit増えて怖いです。
ありがとうございます。