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18*無事で良かった ページ23
薬研side
「…君は精神が強いんだね。こちらこそよろしくね、一期！」
一期一振…いや、『兄貴』が大将を信じてくれてよかった。
こう見えて大将はまだまだ幼いし傷付きやすい。
俺たちに比べれば、だか。
「薬研も、よろしくお願いしますね。」
…！
面白いな。
今までの兄貴は俺を見てgkbrしてたんだか。
「…大将の言う通り、精神が強いんだな。
よろしく頼むぜ、兄貴。」
「…ふふ、私は精神の強さでは負けてない、ですからね。」
兄貴がそう言った時、どこか懐かしい気配がした。
前に会ったことのあるような、
そんな気配。
バッと後ろを振り向けば、
「や、薬研…。あの薬研、だよな？」
厚藤四郎。
同じ亜種で、他の本丸の厚よりも幾分か大人しい。
加えて、髪色が黒地に銀のメッシュだ。
「あ、厚…？あの時の、厚なのか？」
静かに首を縦に振る厚。
感動が込み上げてきた。
らしくないけど、そのくらい嬉しい。
「厚！…無事で良かった。」
＿＿
Twitter始めました。
＠saki_tolovex
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