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[第二章]8*いざ ページ11
「ついに大将が本丸を持てるようになったか。」
「本当に大丈夫なのか？」
にひひと笑みを浮かべる薬研と若干茶化しながらも心配してくれている鶴。
残念だけど俺はそんなに脆くない。
「俺はそんな脆くないぞ〜鶴。じゃあ、いざ。」
「行くとするか。」
今回は自分の本丸になるわけだし、御用ではないよな…？
ただいまとかか？
…ただいまの定義はなんだ…。
「主、とりあえず前任をおっぱらっちまおうぜ。」
「はは、鶴の旦那。前任にも驚きをってか。」
「どっちかっていうと制裁をって感じだな。だって夜枷とかあったんだろう？」
そう。今回の本丸は夜枷があったらしい。
「あぁ。兄貴や鶴丸の旦那、三日月の旦那とかはやらされてるだろうな。」
「ほんと、最悪だよね。俺の鶴ではないにしろ。同じ鶴丸国永だからね。」
「あぁ…不愉快だ。」
じゃ、これがもう起こらないように…。
「早く始末、しちゃおう。」
「「もちろん。/だ。」」
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