☆4☆ ページ4
Ryo side
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「…で、どういう事?この状況」
俺の問いかけに、目の前に正座するてつやが、しゅんと肩を落とす。
そして俺の背中にピタッとくっついててつやを見つめるA。
何故こんな事になったのかは、かれこれ2時間前。
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「アイス食いたーい」
事の発端は、てつやの一言だった。
そのてつやの声にメンバーも賛同する、勿論Aも。
ここまでは良かった、のに
じゃんけんで買いに行く人を決めようだの言い出して、運良く負けたのがAで。
俺も行こうか?って言ったのに、意地でも彼女は1人で行くと言い出して出て行ってしまった。
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そしてやっと帰って来たと思えば、迎えに行ったはずのてつやを置いて頰を膨らましながら俺らの姫がご帰宅。
その数分後右頬を紅くさせながら帰って来た一応俺らのリーダー。
頑なにてつやと話そうとしないAと、チラチラと盗み見てはAが少しでも動く度にびくんと身体を揺らすてつや。
としみつと虫さんもこの状況が気になって仕方ない様で、俺に目配せをしてくる。
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はあ、と重い腰を上げてソファで丸くなるAの頭を撫でながら、どしたん?と声を掛ける。
「…りょーくん、」
ったく、うちの可愛い姫をこんな顔にさせてる理由は何なのでしょうか、
ん?と優しく返事をすれば " ここ座り " と顔を伏せながら呟くA
「…ほら、座ったよ?どしたん、..ぉわ、」
ゆっくりと座ると、伏せていたAが起き上がりぎゅっと抱き着いてきた。可愛い。
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「..あんね、てつやに…ちゅーされた」
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Aのその言葉を聞いた瞬間立ち上がり、えっ、りょうくん?と焦るAなんか気にしてられないくらいだったんだろう、俺は。
ドタドタと足音を鳴らし編集しているてつやに近づき、いつもの俺なら優しくするだろうけど、この時だけは鬼の様に近くにあったバット(プラスチック)で思いっきり殴り、
「こっち来てくれん?てつやくん?」
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そして今に至るという話。
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のちのサブチャンにてのてつや
「あの時のりょうは人20人殺してる目してた」
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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 檸檬牛乳さん» 待ってました!更新嬉しいです!これからも応援してます! (2019年3月18日 6時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬牛乳(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです、お待ち頂き感謝です。これからちょこちょこ更新できたら良いなと思っておりますので楽しみに待っていて下さい(^-^) (2019年3月18日 2時) (レス) id: 6d2790518b (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - すごく素敵な作品だと思います!更新大変だと思いますが、楽しみに待ってます! (2019年2月7日 11時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:檸檬牛乳 | 作成日時:2018年12月3日 19時