【我々だ】【ぴくとはうす】僕の日常【現パロ】

32本当は？ ページ34

辛い。
苦しい。

そんなことが頭を駆け巡る。

僕が目を開けたのは、少し前だ。
家の前に居たから、多分、僕は誰かに運んで貰っていたのだろう。
くそ、少し腰が痛い。

ポケットを確認するが、何も入って無い。
あれ、壊されちゃったかな。
最悪だ。
あれが無かったら、証拠もくそも無い。

とりあえず、家に入り、自分の部屋へ行った。
お母さんからの｢お帰り｣に反応しなかったのは、初めてだな。

そんなことより、あいつだ。
そう思い、ラインを開く。

Aどういうことだ?コネシマ。

コネシマは?どうしたんや、急に?

Aとぼけるな!

ぴくと何々?修羅場?何があったの?

ショッピやゾム、チーノの既読が付いてから、僕は先ほどのことを
書き始めた。
でも、みんなからは、分からないみたいな感じのスタンプが送られて来た。

ショッピ君さっきまで俺達全員で遊んでたんすけど?

チーノ流石に、あの時間に解散してから学校まで行くのは無理だと思います。

ゾムそれも罠やったりしてな。

このようなラインを見ると、少し冷静になってきた。
熱くなり過ぎた。
違うだろ？
こいつらは仲間だ。
コネシマは、特に昔から僕の味方だったじゃないか？

A悪い。ちゃんと考えれば分かることだったのに。

コネシマ分かってくれればえぇねん!

良かった。
コネシマもそこまで怒って無いみたいだ。

でも、此処で疑問が浮かぶ。
じゃあ、あれは誰だ？
コネシマの服を着てた誰かか？
あんな目立つ服、見間違う筈が無い。

ゾム録音機壊されたんは痛いなぁ。

Aその件に関しては、申し訳無い。ぴくと、これからどうする?

ぴくとあっちも、着々と準備は進めているだろうしね。成るように成るんじゃない?w

それもそうか。
ぴくとに難しい話は無理だなｗ

そうだとしても、明日、一人であれは誰か調べよう。
皆を信じたいが、もしかしたら･･･
そう考えると、一人で動く方が効率がいい。

mt｢A〜大丈夫？｣

｢ノックして入って来てよ。｣

mt｢だって様子が変だったから･･･｣

｢心配ありがとう。全然大丈夫だよ。｣

はぁ、まだまだだな、僕も。
人に心配させるなんて。
それも忙しいお母さんに。
もっと楽させてあげなきゃ。

これからの学校生活に不安を感じる日になった。

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