言い訳すんな【三途春千夜】 ページ33
リクありがとうございました！
ジョーカーと罰と大富豪たち【梵天】の続きです！
『…仕事って、どれのこと？』
少なくなった書類を整理しながら、三途に聞く。
前回ちょっとした遊びで、負けた人は勝った人の言うことをきくとなんとなく言ってしまったが最後、私は見事に負け、三途に「仕事を手伝え」という罰ゲームを課されてしまったのだ。
「あ？」
『もしかして解体作業とか？』
「何勘違いしてんだよ」
『じゃあどれ』
「ハニトラに決まってんだろ」
『は？』
「今度のやつ、キャバの経営者なんだけど。そいつが人身売買してんだと」
『はあ…』
「キャバの女も買ってるらしいから、今回はれいに面接と呈して尻尾を掴んでもらう」
『いや無理でしょ…』
詳しい話をまとめると、経営者から話を聞きたいけど手段がないから、私がキャバクラに潜入してハニトラを仕掛けて情報を吐かせてほしいという。
「伊織こういうのやったことねえだろ。教えてやるから着替えてこい」
『え三途とやんの！？』
「それ以外何があんだよ」
渡された衣装は随分露出度が高く、胸は見えそうだし、足に至ってはほぼ丸見えだ。憂鬱だなあ〜。
『着替えたけど…』
「ん、じゃあやんぞ……」
ぼやきながら三途の横に座る私と、固まってる三途。ほらやっぱ変なんじゃん。
「やっぱミスってたか…」
『何？』
「なんでもない」
練習では受け答えの仕方やお酒のことや、面接で必要なことを教わりながら実際にやってみる。
『三途さんって、なんのお仕事されてるんですかぁ？』
「気になる？」
『気になる〜♡』
「そっかー」
『わ』
する、と腰の方に三途の手が伸びてくる。
「どうしたの？」
『いや……ん、っ』
三途がくすぐったい触り方をしてくるせいで、変な声がもれてしまう。
「はあ…」
『さ、三途さ…』
「やっぱやめ」
『……え？』
「そもそもハニトラなんて伊織に向いてなかったワ、付き合わせて悪かったな」
『えなになになに、やんなくていいの？』
「だっから…」
『罰ゲームじゃないの？』
「…んな格好して襲われねえようにって心配してやってんだよ！！」
『あ、えっ』
はあーと大きなため息を吐いてまた書類の整理に戻る三途。そんなに優しい考えができたとは。
『でもほんとに悪いよ』
「…じゃあ事務所にでもいくか？」
『え、いいの？三途も行くなら行く』
「ほんとに…」
このあと事務所に乗り込んで、ちゃんと任務達成するのはまた別の話。
続く
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yum(プロフ) - コメント失礼します！大人軸の三ツ谷くんで、風邪をひいたとき対応を書いていただきたいです！よろしくお願いします🙌 (12月18日 21時) (
レス) @page33 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
みたらしお餅 - 「ジョーカーと罰と大富豪たち【梵天】」でしたね。間違えてすいません！ (2021年7月31日 2時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
みたらしお餅 - リクエストではないんですけど「ジョーカーと罰と大富豪【梵天】」のその後の事を書いてはくれないでしょうか？無理だったらすいません。 (2021年7月31日 2時) (レス) id: 66ebc3e84f (このIDを非表示/違反報告)
りら - 作者様リクエスト失礼します。灰谷蘭で彼女が病んでて寝れない時の対応書いていただきたいです。時間があるときで大丈夫です。 (2021年7月29日 22時) (レス) id: 93e165a3f2 (このIDを非表示/違反報告)
あやね【レペ狂】(プロフ) - れいさん» 読ませて頂きました！やっぱりれいさんの小説って本当にキャラが生きてるとゆうか、特徴すごく掴めてて本当に最高です…生理の時のお供にさせて頂けます、これで乗り越えられます…本当にありがとうございますm(_ _)m (2021年7月6日 20時) (レス) id: df6a0f70b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんぷら | 作成日時：2021年4月30日 22時
