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ぶっ潰す ページ37

8月3日

『あーあ、お祭り行きたかったぁ〜』


家の庭でパーティーがあるということで、今日のお祭りはパスしたのだけれど。

雨が振りそうなので中止ということになり、結局予定が空いてしまった。


マイキーも用事あるって言ってたし、どのみち今日は会えなそう。

でもドラケンもタケミっちもお祭り行ってんのに、私だけ家にいるのもなぁ。



悩みに悩んで布団の上をごろんごろんと転げまわる。




『いや…行こう!!お祭り!!』


諦めきれず、ガバッと立ち上がり、1人でお祭りに行くことにした。

近くまで車で送って貰えれば!大丈夫でしょ!(n*´ω`*n)





早速車をお願いして近くの駐車場まで送ってもらうことにした。

家を出て数分後、雨が降り始めた。


『あちゃー、遅かったかぁ。引き返そっか…

いや、まって』




走る車の中、一瞬。
神社の階段の下に見えたのは、見覚えのあるバイク。

今停まってたのはぺーやんの?なんであんなところに?


『私、やっぱり行く。また連絡するから』
「またそれですか。分かりました、気をつけてくださいね」
『ありがと』



急いで傘を持って車を降りる。
なんだろう、すごく嫌な予感がする。


少しずつ雨が強くなってきたけど、持ってきた傘もささずみんなを探す。

サングラスが濡れて前が見えなくなったからかけるのをあきらめた。
あまり素顔さらしたくないんだけどなぁ。



しばらく走り回ったけどドラケンもタケミっちも見当たらない。





「ドラケン!!」



今のはエマちゃんの声!?



急いで声がしたほうに引き返す。

頼む!間に合って…!






『エマちゃん!ドラケン!』


角を曲がって道に出たところで、今にも泣きそうなエマちゃんと頭から血を流してるドラケンを見つけた。

は?なんでぺーやんと愛美愛主が?



走ってドラケンの前に立ち、ぺーやんたちと対峙する。


『何してんの?』
「エリー。お前は引っ込んでろ」
『何してんのかって聞いてんだよ、ペー!』


「Aちゃん…」
「A…マイキーに怒られんぞ」



怪我して倒れてるやつがよく言うよ。

たしかにマイキーに怒られちゃうかもしれないけど、今はそんなの関係ない。



ドラケンとエマちゃんを守るに決まってる。






『喧嘩しなきゃいいんでしょ?なら心配ないね。


 私が先にぶっ潰す』

美少女からのお願い→←生きてる?!



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二足歩行のブタ飼ってます(プロフ) - ランペ!楽しみにしてます!!!!!!!! (2021年8月19日 1時) (レス) id: a5d18007bb (このIDを非表示/違反報告)
みこっち(プロフ) - 陰ながら応援してます!頑張ってください (2021年6月17日 8時) (レス) id: 9ccc0a97c6 (このIDを非表示/違反報告)
リント* - 気配斬りのシーンがおもしろかったです!これからも頑張ってください! (2021年6月16日 18時) (レス) id: 0adec495e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つきうさぎ | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/personal.php?t=tukiusagi2014  
作成日時:2021年6月12日 9時

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