13 ページ13
13
.
「あれ、冬木先生は」
徳丸「それ、俺が今思ったことなんだけど
そこ、冬木先生の指定席だから」
助手席いかがですか、といった冬木先生に、
てっきり、僕の運転する車の助手席へ
という意味だと、勘違いしてしまった。
「自分の特等席の
助手席いかがですかってことだったのね」
まさか、冬木先生は私たちの関係性に勘づいて
わざと。
あの包容力だと・・・
「あり得る、気をつけなきゃ」
徳丸「なんかよくわかんないけど、
この感じ、付き合ってた時に、
キャンピングカーで旅行したこと思い出すね。」
そういいながら、私にきらきらの笑顔を向ける彼。
「え、ちょっと、何言ってんの」
危なく、彼のペースに飲み込まれるところだった。
徳丸「はい静かに、内線ボタン押すから。」
し〜、と唇に人差し指を添えながら、
彼は内線ボタンを押した。
徳丸「それでは皆さん、出発しまーす」
時すでに、遅し。
もはや彼のペース、独断場だ。
.
1066人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
saran(プロフ) - あおさん» あおさん ありがとうございます!最近バタバタしており、なかなか進んでおらず申し訳ありません。引き続きゆっくりと頑張りますので、よろしくお願いします! (2022年3月26日 1時) (レス) id: 0211d0fb3e (このIDを非表示/違反報告)
あお - 最近見ましたがこの小説好きです!!これからも頑張ってください! (2022年3月7日 21時) (レス) @page6 id: c9207ab068 (このIDを非表示/違反報告)
saran(プロフ) - せいなさん» せいなさん、コメントありがとうございます!大好きと言っていただけて、幸せです!徳丸くんと主人公が幸せになれるようにがんばります!引き続き更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2021年9月6日 15時) (レス) id: 1042bfa4a4 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - このお話し大好きです!!! 徳丸くんとより戻ってくれるの待ってます!笑笑 (2021年9月5日 22時) (レス) id: 2a0c70b680 (このIDを非表示/違反報告)
saran(プロフ) - みんさん» ミンさん!コメントありがとうございます!ドラマで徳丸くんにフォーカスが当たるかと思って様子を伺っているうちに、滞らせてしまいました(汗)引き続き宜しくお願いします! (2021年8月29日 22時) (レス) id: 1042bfa4a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:saran | 作成日時:2021年7月31日 23時