【TOKYO MER】輝く命とプライド

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音羽「審査会の時間です。行きましょう。」





現場では、喜多見チーフの危険なオペに

疑問を抱いていたが、

先程の話を聞き、MERの必要性を感じた今、

審査会へ行く意味が見出せる。





自分たちが責められるのが見えていることは

気が進まないけれど……






喜多見「徳丸君、車出してください。」



突然の喜多見チーフの発言に、皆驚く。



要請もないのに、勝手に出動をするなんて、

組織に所属する身としては絶対にあり得ない。





音羽「喜多見チーフ、

審査会はどうなさるおつもりですか。」



喜多見「現場には、俺と徳丸君だけで向かいます。」



冬木「喜多見チーフの行動を話し合う会議ですよ！

本人が行かないなんて絶対にいけません！」




蔵前「MERの未来がかかってる重要な会議です。」



喜多見「音羽先生がいれば大丈夫ですよ。

音羽先生、お願いします。」







喜多見チーフは組織などに頼らず、

人命救助を最優先に行動する。



私は、組織に所属しなければ、









喜多見「徳丸くん行こう。」





徳丸「・・・了解。」





颯爽とERカーへと向かう喜多見チーフと

それに続く元一。





向かうのは、小規模崩落事故現場。






音羽「仕方ありません。

我々だけで行きましょう。」




会議なんかよりも現場に出たい。





それでも私は、一年間波風立てずに

ここに所属をするだけで良い。





災害現場を心配する気持ちに

蓋をした。




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