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徳丸「お疲れ様です。」
冬木「徳丸君、お疲れ、こちらは、」
冬木先生が私を紹介しようとしてくれる。
やめて〜と叫びたいが、
そんなことする勇気も気力もない。
徳丸「A!!」
冬木先生の声掛けにより、
私の存在に気が付いたようで、
矢継ぎ早に質問を投げかけながら、
こちらに近づいてくる。
徳丸「なんでここにいんの!?あ、救急隊!?
ん、MERのユニフォーム着てんじゃん!」
それは私のセリフなんだけど、と思いつつ
勢いに押され、じりじりと私は後退していた。
鶴巻「お二人はお知り合いなんですか?」
徳丸「はい」
「いいえ」
徳丸「え!冷たくない!俺、Aの」
元、と言いかける彼の口を塞ぎ、
冬木先生と弦巻先生に聞こえないように
小さな声で耳打ちをする。
「とりあえず、黙ってて。
あとでゆっくり相談しよう。」
不満げな表情で私を見つめる彼を無視して、
苦笑いをしている冬木先生と弦巻先生に向き直る。
「すみません。
私、目が悪くて、近くで見たら思い出しました。
徳丸君は、大学時代の知人です。」
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saran(プロフ) - あおさん» あおさん ありがとうございます!最近バタバタしており、なかなか進んでおらず申し訳ありません。引き続きゆっくりと頑張りますので、よろしくお願いします! (2022年3月26日 1時) (レス) id: 0211d0fb3e (このIDを非表示/違反報告)
あお - 最近見ましたがこの小説好きです!!これからも頑張ってください! (2022年3月7日 21時) (レス) @page6 id: c9207ab068 (このIDを非表示/違反報告)
saran(プロフ) - せいなさん» せいなさん、コメントありがとうございます!大好きと言っていただけて、幸せです!徳丸くんと主人公が幸せになれるようにがんばります!引き続き更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2021年9月6日 15時) (レス) id: 1042bfa4a4 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - このお話し大好きです!!! 徳丸くんとより戻ってくれるの待ってます!笑笑 (2021年9月5日 22時) (レス) id: 2a0c70b680 (このIDを非表示/違反報告)
saran(プロフ) - みんさん» ミンさん!コメントありがとうございます!ドラマで徳丸くんにフォーカスが当たるかと思って様子を伺っているうちに、滞らせてしまいました(汗)引き続き宜しくお願いします! (2021年8月29日 22時) (レス) id: 1042bfa4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saran | 作成日時:2021年7月31日 23時