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ガチャ、と扉が開いた
一歩ずつ距離を詰める長い脚が、真っ直ぐわたしに向かってくる
その姿がスローモーションみたいに見えた
そのガウンからちらりと見える身体は今や鍛えられていて無駄がない
その腕だって筋肉質だけどしなやかで
切れ長だけどぱっちりした瞳も、スっと通った鼻筋も、白い肌も、厚くて柔らかい唇も、ちょっと面長だけど全部バランスが取れていて
気付けば侯くんから目が離せなくなってた
その唇でキスして、その身体で抱き締めて欲しい…なんてわたしおかしくなっちゃったのかな？
違う。
…安心したいんだと思う
わたしが侯くんの隣にいてもいいってことを何度でも教えて欲しい
あぁ、こんなにも焦がれてたなんて知ったらあなたはなんて言うんだろうか
アホちゃう？って呆れたように笑うかな？
照れくさそうに笑ってくれるかな？
多分、どっちも正解
…早く、安心させてって言葉は胸に閉まった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
結局みんなのシャワーが終わって揃うまで楽屋にお邪魔してた
明日に向けての反省会がまだあると言うみんなと別れて帰路につく
充「Aちゃん」
ホテルまでの帰り道
突然名前を呼ばれて、声の主を見上げれば
「ん？」
充「兄ちゃん、カッコよかったな」
ふわっと柔らかい笑顔で立ち止まった充くんは、コートのポケットに両手を入れると空を仰いだ
「うん(笑)」
充「…もっと自信持った方がええよ」
「え？」
充くんの声のトーンが高くなってそう告げた
何のこと？って聞きたいけど多分充くんは分かってる
充「あんなカッコいい兄ちゃん独り占めしてるんやで？」
「そう…だね」
充「ドームって4万人やろ？」
「知らない(笑)」
充「えー、地元やろ？…あれ？5万人やったっけ？…まぁええけど(笑)」
「ふふっ(笑)」
充くんがそうとぼけたように言うから、思わず笑ってしまった
充「…Aちゃんは可愛ええよ？」
「ありがと…でも、もっと可愛い子なんていっぱいいるよ？」
充「…大丈夫やで。兄ちゃんにはAちゃんしかおらんから」
「…そんなのわかんないよ」
俯いてそう呟く
だって、凄くすごーく遠くに感じる
まだ…こんなにも不安なんだよ
充「大丈夫。弟の俺が言うてんねんでー？」
目を閉じるとまた、大丈夫やで。って充くんの優しい言葉が聞こえた気がした
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藍 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 89のここの部分 侯くんは、わたしの項にキスしして抱き締めてくれた これわたしの の後項これなんて読むのでしょうか？ 手なら甲ですよね？ (2020年1月27日 2時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 79のここの部分 侯くんはいつもと違って苦笑いの後…ため息を着いてゆっくりソファに座った これ正しくはため息ついてではないんでしょうか？ (2020年1月27日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 67のここの台詞 充「泣き虫やなぁ(笑)…侯兄ちゃんがな、指輪送ったのは○○←名前ちゃんだけやねんで」 これ正しくは指輪贈ったではないんでしょうか？ (2020年1月27日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - またまた続けてのコメントですみません。 この両方のことについては物語で書かれないのでしょうか？ それとも今後どこかで出て来るんでしょうか？ (2020年1月25日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - また続けてのコメントですみません...。 パート1 を読んでいて主人公ちゃんがある事件をきっかけにライブに行くことが出来なくなっていて...。 これについても書かれていなかったので分からなくて...。 (2020年1月25日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はーちゃん | 作成日時：2019年1月17日 1時
